<職場のヒヤリ・ハット> 労働災害防止のためのおすすめ製品をご紹介

〈転倒、切れ〉ヒヤリハット対策で労働災害防止


仕事をしていて、もう少しで怪我をするところだったということがあります。この「ヒヤっとした」、あるいは「ハッとした」ことを取り上げ、災害防止に結びつけることが目的で始まったのが、ヒヤリハット活動です。仕事にかかわる危険有害要因を把握する方法の1つとして、効果的です。

 

1件の重大な事故や災害があったとすると、29回の軽微な事故や災害(軽傷)、300回のヒヤリ・ハット(傷害のない事故)を起こしているといわれています。300回の無傷害事故の背後には数千の不安全行動や不安全状態が潜んでいます。災害という事象の背景には、危険有害要因が数多くあるということであり、ヒヤリハットなどの情報をできるだけ把握し、迅速、的確にその対応策を講ずることが必要です。

【参考】出典:厚生労働省 職場のあんぜんサイト:安全衛生キーワード

 

労働災害発生状況


令和5年の労働災害発生状況では、全体で約13万件以上の労働災害(休業 4日以上の死傷災害)が発生しており、そのうち、「転倒」による災害が1/4以上の27%を占めています。また、「切れ・こすれ」による災害も少なくはなく、いずれも前年よりも発生件数が増えています。

出展:厚生労働省 令和5年における労働災害発生状況を加工して作成 労働災害発生状況|厚生労働省

 

ヒヤリ・ハットの事例とおすすめの対策製品


 

転倒


人がほぼ同一平面上で転ぶこと、つまずき、または滑りによって倒れることをいいます。

 

事例1:床面に飛散した機械油で足を滑らせ、転倒しそうになった。(製造工場)

機械まわりの床面に油が飛散しており、その油を踏んでしまい、滑って転倒しそうになった。また、靴裏に付着した油が作業現場から持ち出され、他の場所でも転倒事故が起きる危険性もあった。

【対策】

油が垂れたり飛散する機械周りに吸収材を設置し、油がそれ以上広がらないようにしましょう。また、作業場の出入口に、靴裏や台車などのタイヤの汚れを吸着するマットを設置することにより、転倒防止対策だけでなく汚れの持ち出し対策にもなります。

●おすすめの対策製品

ピグタフチャットグリーン  MAT653AMP

機械油だけでなく、冷却水、溶剤、水などをしっかり吸収するマット。機械まわりに敷くことにより、油や液体を吸収し、転倒を防止します。

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事例2:工場内通路が水で滑りやすく、転倒の危険性があった。(食品工場)

事務所と工場をつなぐ工場内通路に、洗い場の水や少量の油があり滑りやすくなっており、転倒の危険性があった。

【対策】

水などで滑りやすい通路は、防滑マットを設置することにより安全に通行することができます。マットに液体が溜まらないよう、穴が開いた排水性のある防滑マットがおすすめです。

●おすすめの対策製品

プラステックスLok  LOK50X50BK

排水機能がある連結型のスリップ防止マット。取り付けや取り外しが簡単で、形状変更が可能なので、どのような通路や現場にも設置することができます。

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切れ・こすれ


刃物による切れ、工具取扱中の物体による切れ、こすられる状態で切られた場合等をいいます。

 

事例1:ポケットに入れたカッターで手を切りそうになった。(製造工場)

PPバンドをカッターで切り終えて作業着のポケットへカッターをしまった。その後、カッターをカッター置場に返そうとポケットに手を入れたところ、刃先が出ていて危うく手を切りそうになった。

【対策】

刃がむき出しになっていないカッターや、未使用時に刃が自動的に収納される設計の安全カッターを使用することにより、誤って刃先に触れてしまう危険性を減らし、切創事故を防止しましょう。

●おすすめの対策製品

セキュマックス イージーセーフ  NO.121001

刃がむき出しになっていない安全カッター。刃が本体に内蔵されているので刃先に触れることがなく安全です。PPバンドや薄手の生地もカットすることができます。刃の前に取り付けられているマテリアルガイドで薄いフィルムなどをホールドし簡単にカットすることができます。

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事例2:カット作業中、カッターナイフで足を切りそうになった。(商品販売)

商品陳列に使用する段ボール下敷きをカッターナイフで切断作成中、勢い余って右大腿部を切りそうになった。

【対策】

切創事故を防止する安全設計のカッターを使用し、不意の事故を防ぎましょう。使用するときは刃が出て、未使用時は刃が自動収納される安全カッターや、刃先がカット対象物から離れると自動的に収納される安全カッターの使用がおすすめです。

●おすすめの対策製品

セキュプロ 625  NO.625001

レバーを握ると刃が出て、離すと収納されます。使用するときだけ刃が出るので安全です。また、レバーを握ってカットし、刃先がカット対象物から離れると、レバーを握っていても刃が本体に自動的に収納されるので、安全にカット作業を行うことができます。

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